mallycoryの日記

淡々と日常を書く

定期検査の話

 病気になってそろそろ2年経つ。その間、3ヶ月毎に体の検査をすることになっていて、今月はその検査をする月だったけど、今回の定期検査も問題なし、健康状態良好、だった。今月の検査をクリアすることで、再発率の最も高い期間をやり過ごしたことになり、これから先の再発の心配はほとんどないそうです。そういう区切りのタイミングなので、ブログに書く。

 そもそも自分の癌は早期の癌で、しかも5年生存率が80%もあるタイプのやつでした。だから、この病気で死ぬかも、ということはほとんど考えなかった。けど、自分の中で再発の不安は大きかった。それは、自分が癌を患っても、社会は変わらずに動き続けるからです。

 今や「癌は治る病気である」ということになり、「癌は死を宣告する絶望的な病気である」という世の中の認識は薄くなりました。また、「ながら治療」というワードが生まれて、治療のために退職したりして社会的地位を完全に失うことを防ごうという動きになっています。しかし一方で、この国の「健康な人たちが築いた社会」は、通院治療をする癌患者にとって風当たりが強いものであることがままあります。その意味は、健康な人は「そうでない人」に対しても自分たちと同じ頑張りを要求する、ということです。

 自分の場合もそれは同じで、病気になっても変わらずに毎朝人の多い電車にのって学校に行って、夜も人の多い電車に乗って、くたびれて1週間を終えなければなりません。そうしなければいけない。自分は何も特別ではないからです。電車に乗っている人たちは誰も僕の事情を知らないので、僕は甘んじてギュウギュウになって電車に乗ります。そのようにして蓄積した疲労とストレスが自分の体を害するとしても、です。

 まぁ、自己憐憫に浸るのはいい加減にして、病気を患って怪我の功名だなと思ったのは、「ストレスフリーな生き方しかしないぞ」という強い気持ちが生まれたことです。他人に厳しく自分に甘くするし、人に気を使うのをやめようという感じ。キズナアイのポジティブさです。自分の内側で永遠に生産できる、他者に依存しない自己肯定感です。「僕がこの世界の主人公だ」という思い込みです。ヒーローに憧れて「強くなりたい」と願う純粋な少年の心です。最後の方は自分で書いておいて意味が分からなくなりました。

 なにより健康がいちばん、みんなも、疲労とストレスの過多を避けて、生活習慣はちゃんとするように。