日常を淡々と描い

社会の目まぐるしさから離れた日記

人生を売れるタイプの人

 穂村弘の「整形前夜」というエッセイを買って読んだ。

 自分の人生を綴った本を、お金を出して買ってもらえるということがスゴイ、と思った。今どき、twitterやインスタグラムを見れば他人の人生の面白いところをタダでいくらでも見れるのに、この人の人生を読むのにはお金を払いたい、と思うのはなぜだろう。

 みなさんはどうだろうか、この人の人生を読むためにお金を払いたいと思うような人は、いるだろうか。

 僕は、気に入った人のブログをブックマークして読んでいる、けれども、そのブログが月額500円だったら読まない。年額10円でも読まない、と思う。まして、「ネットで他人の人生を読む」ことに関して忌憚なく言えば、いくら無料で読めるといっても、読みたくない文章のほうがずっと多いんじゃないかと思う。

 そう思うと、このエッセイに500円を払ったのはつまり、僕は、彼の生き様にものすごい価値と親しみを感じているのであって、じゃなきゃ500円も払えっこない、と思った。